スポーツ外傷: 1回の強い力で起るケガ
運動中に人とぶつかったり、勢いよく転んだり、捻ったりした場合の強い外力によって起こるけがです。
からだに働く力が大きく、けがの重症度も高くなりがちです。
患部の治療に合わせた、周囲の筋緊張など患部の治癒力を妨げる要因を取り除き、けが以外の部分の持久力や筋力などの機能を落とさないトレーニング・リハビリが必要となります。
しっかりと安静を保ち、継続した治療をする事で早期回復に繋がり、競技復帰が早く望めます。
例)捻挫、肉離れ、靭帯・腱断裂、脱臼、骨折等、一度に強い外力が加わることにより生じるものを指します。
スポーツ障害:使いすぎ (オーバーユース)で起こる亜急性損傷
一般的には比較的弱い力が、1か所の部位に繰り返してストレスが加えられることによって起ります。
針金を繰り返し曲げると折れてしまう金属疲労と同じ現象です。
多くの障害には誤った動作の繰り返しや姿勢など明らかな原因がある場合が多く、シューズなどの用具が悪い時、コートや路面などの
スポーツ環境が悪い時、身体のコンディションが悪い時、身体の身のこなしに無理がある時、練習内容が許容量を超えた時など
本人や指導者も気付かない運動方法や運動時間に問題が認められる場合もあります。
障害には必ず原因があること、一旦発生すると治るまでに経過が長くなりやすいことなどから運動開始前後のメディカルチェックや日頃からの
身体のケアを心掛け、何よりも予防することが大切です。
例)腰椎分離症・すべり症(腰痛)、疲労骨折、リトルリーガーショルダー、テニス肘、ジャンパー膝、タナ障害、腸脛靭帯炎、シンスプリント、
アキレス腱炎、足底筋膜炎、踵骨骨端症等など。